電気設備学会

2010年(平成22年)電気設備学会星野賞受賞者

第4回 星野賞受賞者の功績概要

Young Ki Chung

所属
OMNI LPS Co., Ltd.
功績概要
Young Ki Chung氏は、当学会と韓国照明・電気設備学会との国際交流協定調印(2006年5月11日)に係わる準備段階で大きな役割を果すとともに、長年にわたり、当学会発行の書籍の翻訳及び普及並びに国際会議等への参加を通じて国際交流に多大な貢献を果たしている。
同氏はIEC/TC64及びTC81の韓国国内委員長を歴任し、国際会議等に参画し、国際整合化に伴う電気設備技術基準(KS)、雷保護設備基準の改正に大きな役割を果たした。
また、長年にわたり韓国政府関連の審議委員、諮問委員を務め、韓国電気設備業界の技術レベルを体系的に向上させるとともに、電気設備及び基準・規格に関する図書等を約50冊執筆し、特に、雷保護関連など本学会発行書籍の韓国での翻訳、普及にも努め、電気設備技術の発展に大きく寄与した。
国際的な活動としては、その他米国のNFPA Code技術専門委員、IAEI韓国支部長、日中韓3カ国のアジア雷保護フォーラムの韓国側の主たる後援者、日韓電気技術交流会議(日本電気協会及び大韓電気協会)の韓国側座長などとして活動し、国際技術交流に多大な貢献をしている。

中山 武右エ門

所属
元 株式会社きんでん
功績概要
中山 武右エ門氏は、当学会が所管するIEC TC64(電気設備と感電保護)国内委員会において、長期間わたり委員として参画し、同TCが担当するIEC60364(低圧電気設備)シリーズ他、50を超えるIECの規格、技術仕様書及び技術報告書の作成に当たり、これら規格等に対して我が国の意見を反映させることに尽力された。
一方、これら規格等を我が国の基準、規格へ導入するための、国際整合化の推進に当たり、主導的に活躍した。
これらの成果は、1997年7月に発行されたIEC 60364シリーズ規格作成、その他の規格等の最初のJIS化に貢献された。それ以降、それらJISの改正や新たなIEC規格に対応するJISの制定にも尽力された。
上記のように、同氏は電気設備の分野における国際規格の制定、改正及びそれら規格に対応する基準、規格の国際整合化の推進に多大な貢献をされた。