電気設備学会

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支部長メッセージ

 四国支部長を務めております徳島大学大学院社会産業理工学研究部の下村直行でございます。支部長を交代した2020年に始まりました新型コロナウイルス世界的大流行も落ち着きを見せ,2類相当から5類感染症に移行しました。重症化リスクの大きい新株への変異も考えられますので油断することはできませんが,それでも心を落ち着けた生活を取り戻せると喜んでいます。このおよそ3年間の社会的,人的被害も小さくはありませんでした。これからの発展や皆様方のご活躍を切に祈っております。

 最近,日本各地で小さくない規模の地震が頻発しています。新型コロナウイルスにばかり注目が集まりがちでしたが,四国では南海トラフ地震とそれによる津波が必ず来ることを忘れてはいけません。もちろんこの大自然の脅威を止めることはできません。しかし被害を抑えるべく対策をすることは可能なはずです。福島第一原子力発電所の事故の主たる要因は津波の浸水による電源の喪失にあったことは,ご記憶の通りです。人々の生活を守るため,電気設備の業界や学会として,様々な電気設備や電力インフラへの対応は重要であると思います。

 5月になって驚きのニュースが入りました。米国マイクロソフト社が核融合発電による電力(2028)の契約を行ったというものです。2年ほど前にビルゲイツ氏は核融合発電の開発に出資を行っています。続いて同じく米国で2030年に商用炉を開発するというニュースも入ってきました。これらの磁場閉じ込め方式以外にも,昨年末にレーザー方式慣性核融合でもマイルストンとされる結果が出ています。「夢の」核融合ではなくなってきたのだと感じます。持続可能な社会の実現の切り札になるのでしょうか。核融合発電が電気設備になる日も遠くない?

2023年6月
一般社団法人電気設備学会
四国支部長 下村 直行

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