岡田正照氏
昭和25年東京大学第一工学部電気工学科を卒業し、同年近畿電気工事(株)(平成2年4月(株)きんでん に社名変更)に入社、以後現在に至るまで50余年にわたり社内は勿論、学協会、電設業界において電気設備技術の発展に多大の貢献を果たして参りました。
氏は、昭和54年電気設備に関する学会設立のために創設された電気設備研究会に参画し、昭和55年設立の電気設備学会には理事に就任し、企画、総務、事業部会を担当し、各部会に積極的に参加し、本学会の発展に貢献して参りました。
本学会の事業部会長として各研修会・見学会を起案するとともに技術士受験対策研修会の講師として後輩の指導にも従事しました。また、支部設立に際しては関西支部設立準備委員会の委員長として関西支部設立の中心となって推進するとともに、北陸、中国、四国支部の設立のバックアップを行って会員の拡大に努めました。
さらに、本学会の20年史の作成に当たっては委員会の中心となり資料の収集、整理を行い本学会の20年の推移を明確にまとめあげました。
現在においても本学会参与として、建築設備士受験準備講習委員会、本学会年史委員会等に委員として参画しております。
これらの功績により、電気設備学会20周年功労賞、日本電設工業協会功労賞・三輪賞、日本技術士会会長賞、日本電気協会澁澤賞、建設大臣賞表彰を受賞しております。 |
竹谷是幸氏
昭和29年横浜国立大学を卒業され、富士電機(株)に入社されました。以降現在に至るまで48年余に亘り、安全かつ合理的で高品質な電気設備設計とそのために必要なハードの開発と技術知識の普及啓発に尽力し、電気設備技術の発展に多大の貢献を果たして参りました。
氏の行った重要なハードの開発に、わが国最初の電流動作形漏電遮断器、及び、わが国で最初の高圧極小油量遮断器(T-シャルタ)があり、また、電気設備設計に貢献するシステム技術として、高調波抑制対策、IEC規格による建築電気設備の設計・施工指針(電気設備技術基準の解釈第272条関係)並びに需要家設備内の低圧回路の過電圧対策があります。
氏の著作である「漏電遮断器の基礎と実務知識」(昭和49年初版)は当時電気機器製造各社が漏電遮断器を開発するに際して、また、建築電気設備設計者の感電保護の設計に際しての参考となりました。さらに、「高調波と力率改善の実務知識」並びに「IEC規格による電気安全」も電技の解釈第272条の理解及びこれらの知識普及に役立っています。
氏の主な業績は次のとおりであります。
- 感電保護関係:氏は昭和41年に渡独してドイツにおける感電防止対策の調査結果を携えて電設工業会接地専門委員会(委員長:田辺隆治教授)に参画し、その情報に基づいて当委員会は昭和42年に「漏電遮断器要綱」を発表した。この要綱は、その後制定される電気用品取締法の規定やJIS規格の基礎となった。
なお、氏はわが国最初の電流動作形漏電遮断器の開発と適用技術の確立により渋沢賞を受賞、また、昭和45年第19回電機工業技術功績者賞(日本電機工業会)を受けた。
- 受電設備用高圧遮断器関係:真空遮断器の前の世代の新形としての極小油量遮断器(T-シャルタ)の開発により、昭和43年第17回電機工業技術功績者表彰を受けた。高調波対策:長年に亘り電気設備学会の「ビル電気設備の高調波に関する調査研究委員会」委員長を務め、同委員会は平成6年、平成7年並びに平成11年と3回の調査研究報告書を提出した。その功績により、当委員会は当学会第6回学術部門調査研究賞を受賞した。
なお、その成果は日本電気協会発刊の高調波抑制対策技術指針にも採択されている。
- IEC規格:電気設備学会技術基準国際化委員会及び当委員会保護小委会主査を歴任(平成8年〜12年)し技基国際化の保護技術に関する部分を纏めた。また、その間、諸外国実態調査団長として5回の海外調査を実施し国際化作業に貢献した。
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谷口經雄氏
1955年大阪府立浪速大学(現大阪府立大学)工学部電気工学科を卒業され、近畿電気工事株式会社(現株式会社きんでん)に入社されました。その後、1961年に大阪府立大学に助手として勤務されることになり、1966年講師、1986年助教授、1988年教授として同大学における教育・研究に貢献されました。1995年からは近畿大学において引き続き教授として勤務されましたが、2002年に停年を迎えられました。この間、一貫して電力系統の安定度解析を始めとする送配電・電力工学に関する教育・研究に力を注いでこられました。
電気設備学会へは1988年に入会され、以来14年間、学会の発展に多大の貢献をしてこられました。1988年には関西事務所運営委員、1990年から2002年まで関西支部理事を務められ、この間、1993年から1998年まで評議員、1998年から2001年まで関西支部長および本部理事を歴任されました。また1999年には第17回全国大会実行委員長として全国大会の開催に尽力されました。
当学会における調査研究活動に関しては、「電気設備の劣化評価調査研究委員会」、「電気設備のトラブルに関する調査研究委員会」、「コージェネレーションシステム運用状況調査研究委員会」、「阪神・淡路大震災における自家用受電設備の被害状況調査研究委員会」、「高調波発生機器および高調波抑制対策に関する調査研究委員会」、「200Vの利用普及と効率の良い配線に関する調査研究委員会」、「電気設備の震災教訓検討委員会」等に委員または委員長として参画され、このうち「コージェネレーションシステム運用状況」と「電気設備の震災教訓検討」では、学会調査研究賞(学術部門)を受賞されました。さらに、論文「リアプノフ関数利用による系統連系自家発電システムの過渡安定度評価」により、2001年度論文奨励賞(学術部門)を受賞されています。 |
| 学術部門 |
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論文賞 |
田中俊彦(島根大学)、舩曳繁之(島根大学)
論文「三相電圧型PWMコンバータを用いたアクティブキャパシタンス転流型変換器−無効電力低減と安定な転流動作の実現」 |
| 論文奨励賞 |
松本高志(阿南工業高等専門学校)、林 則行(九州大学)、伊坂勝生(徳島大学)
論文「超高圧送電線下の楕円体状人体モデル内部の誘導電流密度解析」 |
| 論文奨励賞 |
早乙女道宜(東光電気工事(株))、大塚和彦(清水建設(株))、松浦正博(日本大学)、中橋保雄(東光電気工事(株))、岩崎訓尚(東光電気工事(株))
論文「PWM制御方式による蛍光ランプの点灯特性と実用化の検討について」 |
| 資料・総説賞 |
中島廣一((株)東芝)
学会誌特集「地球環境と省エネルギーの動向」において「燃料電池の最近の動向と環境問題」について解説を行った成果 |
| 資料・総説奨励賞 |
渡辺 忍((株)日本設計)
学会誌特集「エネルギーの有効利用」において「コージェネレーション発電システム」について解説を行った成果 |
| 著作賞 |
高橋健彦(関東学院大学)、黒田一彦(富士電機(株))
著書「建築電気設備工学」オーム社 |
| 調査研究賞 |
電気設備の環境負荷低減の課題に関する調査研究委員会(関西支部)
委員会報告電気設備の環境負荷低減の課題に関する調査研究 |
| (以上、7件14名1委員会) |
| 技術部門 |
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施設賞 |
地球シミュレータ施設の電気設備
| 計画・設計・総合施工 |
(株)日建設計 |
| 施工 |
清水建設(株) |
| 施工 |
(株)関電工 |
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| 施設奨励賞 |
赤坂溜池タワー
| 計画・設計 |
清水建設(株) |
| 施工 |
(株)きんでん |
| 施工 |
(株)四電工 |
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| 施設奨励賞 |
JTBビルの電気設備
| 計画・設計・総合施工 |
(株)竹中工務店大阪本店 |
| 施工(電気) |
朝陽電気(株) |
| 施工(空調) |
(株)TAKイーヴァック |
| 施工(中央監視) |
日本電気エンジニアリング(株) |
| 運用管理 |
(株)アサヒ・ファシリティズ |
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| 開発賞 |
医療用低ノイズ型蛍光灯照明器具
| 共同開発 |
(株)関電工 |
| 共同開発 |
東芝ライテック(株) |
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| 開発奨励賞 |
『さいたまスーパーアリーナ』の空間拡張対応システムの開発・施工
| 設計・監理 |
(株)日建設計 |
| 技術協力・施工 |
大成建設(株) |
| 技術協力・施工 |
三菱重工業(株) |
| 施工 |
(株)関電工 |
| 施工 |
(株)きんでん |
| 施工協力 |
日立電線(株) |
| 施工協力 |
日合エンジニアリング(株) |
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| 開発奨励賞 |
照度測定支援装置開発
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| (以上、6件21社) |
| 技術振興部門 |
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振興賞 |
山口県立スポーツ交流公園風の塔(風人WindSpirit)風力発電設備工事
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| 振興賞 |
(株)九電工熊本支店ビル
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| 振興賞 |
大江戸線飯田橋駅昇降階段通路の照明
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| (以上、3件3社) |