電気設備学会

講演会
2023年度 東北支部記念講演会
『マイクロ波送電と宇宙太陽発電』のご案内

近年、地球温暖化を発端とした環境問題を契機とし、再生可能エネルギーが注目され太陽光発電所の建設が大きく進んでいます。
地球上に降り注ぐ太陽光のエネルギーは膨大ですが、太陽光は地表に届く前に大気の吸収などにより減衰します。また、天候によって大きく変化するため、太陽光到達効率の問題から安定したエネルギー源としての利用は難しい存在です。
そこで地球の天候の影響を受けず、地球の影にも入らない、地球から36,000km離れた静止軌道上の宇宙空間に太陽電池を備えた衛星を配置し、マイクロ波送電にて地球に電力を無線で送電するという「宇宙太陽発電」が提唱されました。地上での発電に比較し10倍程度の効率化に繋がるという試算もあります。
日本においては、2009年に経済産業省と宇宙航空研究開発機構(JAXA)がマイクロ波による長距離送電技術の開発・実験に着手し、2050年に商用化を目指すと発表されました。京都大学は、1980年代より宇宙太陽発電のためのマイクロ波送電の研究を始め、現在も商用マイクロ波送電応用も含めた様々な実証実験を行っています。
京都大学生存圏研究所が提唱する「生存圏科学」は、複合新領域研究にて人類の持続可能な生存圏を拡大しようという研究領域であり、宇宙太陽発電が一つの大きな柱になっています。科学技術が多くの課題を抱え、社会連携を模索しながら研究を進めている今日、壮大なコンセプトであり、アイディアである『マイクロ波送電と宇宙太陽発電』について京都大学生存圏研究所教授の篠原真毅氏をお招きし、オンラインによる講演会を企画できましたので奮ってご参加ください。

申込締切:2023年5月10日(水) 23:59
定員:100名
※定員に達し次第締め切ります

お申し込みはこちら

  • 弊会でのお申し込みはお申込者の詳細情報を把握するための予約です。
    お手数をおかけいたしますが、受付確認メールと別にご案内(メール)する【ZOOMウェビナー】にて本登録をお願いします。
開催日 2023年5月17日(水)16:30~18:00
定員 100名(定員に達し次第締め切ります)
料金(税込) 無料
  • COVID-19の状況によっては予定の変更や中止の場合がございますのでご了承ください。
  • Web限定のため会場での聴講はできません。
  • Zoomウェビナーによる記念講演会です。開催数日前にご案内を発信します。

詳細情報

場所 Web限定のため会場での聴講はできません。
(「Zoomウェビナー」で開催予定)
建築設備士CPD(協議会CPD) 対象外
申込方法 Webよりお申込みください。
(申し込み後、受付確認メールが届きます。別途送付する【ZOOMウェビナー】登録用メールにて本登録をお願いいたします。)
申込締切り 2023年5月10日(水)
キャンセル Web限定のため連絡は不要です。
問い合わせ 一般社団法人 電気設備学会東北支部 事務局
株式会社ユアテック 電気設備部内(内線3515)
E-mail dsg-tohoku@ieiej.or.jp
TEL 022-296-2111 FAX 022-296-2157
主催 一般社団法人 電気設備学会東北支部

講習内容

時間 内容 講師
16:30~18:00 『マイクロ波送電と宇宙太陽発電』

工学博士
篠原 真毅 氏

京都大学生存圏研究所
教授